2001年福岡市生まれ、福島県育ちの鈴木結生さんは、現在西南学院大学大学院で英文学を専攻しており、21世紀生まれとしては初の芥川賞受賞者として大きな話題を呼びました。受賞作『ゲーテはすべてを言った』は、ゲーテ研究者が名言の出典を探す旅をミステリーの要素も交えて描いた作品です。
平野啓一郎さん、阿部公彦さんと続いた受賞記念トークイベント第三弾は、豊永浩平さんとの対談になります。ともに21世紀生まれの若き才能の初顔合わせが実現します。これからの日本(語)文学を必ずや牽引していくことになるであろう二人が出会い、新たな文学史が立ち上がる瞬間=〈事件〉にわれわれは立ち会うことになるでしょう。お二人の対談の後は、『中上健次論』(インスクリプト)の著作を持つ大阪大学教授の渡邊英理さんによるインタビューという構成になっています。大変貴重な機会となりますので、奮ってご参加ください。
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★鈴木結生さん芥川賞受賞記念企画第三弾
豊永浩平さん✕鈴木結生さんトークセッション
日 時:2025年7月24日(木)18時30分スタート(18時00分開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(福岡市東区箱崎1-5-14 ブックスキューブリック箱崎店2F・
JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演:鈴木結生(作家)、豊永浩平(作家)
聞き手:渡邊英理(大阪大学教授)
主 催:西南学院大学「ことばの力養成講座」(法・田村)
参加費:税込2,500円(1ドリンク付・要予約)
※終演後「サイン会」を開催いたします(他店購入の書籍の持ち込みはご遠慮ください)。
※会場のお席は全席自由席です。
※オンライン視聴(税込2,000円)と見逃し配信(視聴期限1週間)もございます。
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チケットは4種類ございます。
#1 会場参加(税込2,500円)
#2 書籍(鈴木結生さん新刊『携帯遺産』)付き会場参加(税込4,300円)
#3 オンライン参加 (税込2,000円)
#4 サイン本(鈴木結生さん新刊『携帯遺産』)付きオンライン参加(税込3,800円)
●お申込みはこちら→https://bookskubrick20250724.peatix.com/
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【鈴木結生(すずき・ゆうい)さんプロフィール】
2001年、福岡県生まれ。福島県育ち。西南学院大学外国語学部在学中の24年に『人にはどれほどの本がいるか』(朝日新聞出版)で林芙美子文学賞佳作。25年、『ゲーテはすべてを言った』(同)で第172回芥川賞を受賞。6月にディケンズをテーマとした受賞第一作『携帯遺産』を刊行。現在、同大学院で英文学を研究している。(写真:朝日新聞出版写真映像部上田 泰世)
【豊永浩平(とよなが・こうへい)さんプロフィール】
2003年沖縄県那覇市生まれ。琉球大学人文社会学部琉球アジア文化学科在学中。2024年、「月(ちち)ぬ走(は)いや、馬(うんま)ぬ走(は)い」で第67回群像新人文学賞を受賞してデビュー。同作で第46回野間文芸新人賞を受賞。(撮影 嶋田礼奈)
【渡邊英理(わたなべ・えり)さんプロフィール】
熊本生まれ、鹿児島育ち。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻単位取得後満期退学。博士(学術)。現在、大阪大学大学院人文学研究科教授。文芸批評家。著書に『中上健次論』(インスクリプト、2022年、第14回表象文化論学会賞)、『到来する女たちーー石牟礼道子・中村きい子・森崎和江の思想文学』(書肆侃侃房、2025年6月刊行)、編著書に『クリティカルワード 文学理論』(三原芳秋・鵜戸聡との編著、フィルムアート社、2020年)。『文學界』新人小説月評(2022年8月号〜2023年7月号)担当、共同通信・文芸時評「いま、文学の場所へ」(2023年4月〜)、『群像』「女たちの群像」(2025年5月号〜)、『西日本新聞』「おごじょの本棚」(2025年6月〜)などを連載中。