新人著者さん、一推し、デビューコラムコーナー

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2022.12.05

デビューコラム

「小説紹介クリエイター・けんご」から「小説家・けんご」へ!読者の声を掬った、唯一無二の恋物語『ワカレ花』

「TikTok」フォロワー28万人、総再生数1.1億回を超え、若い読者層に驚異的な人気を誇る「小説紹介クリエイター」けんごさん。TikTokで紹介した書籍が続々と重版される、まさに出版業界の「時の人」が、4月28日(木)発売の『ワカレ花』で小説家としてデビューを果たしました。花をモチーフにした本作は、世代を超えて味わえる感動作です。

これまで本を薦める側だったけんごさんがなぜ小説を書いたのか。執筆の背景や作品の魅力、今後の活動についてお話を伺いました。

 

悩み抜いた末の小説を書く決意

元々書くこと、執筆への興味や経験はありましたか?

小説を読み始めたのが大学1年生の頃でしたし、文章を書くこともありませんでした。学生時代も読書感想文を出さなかった側の人間だったのです(笑)。
企業のCMやWeb 広告を作る会社に就職してから、企画や脚本を担当し。文章やコピーライティングをかなり勉強しました。

小説執筆のきっかけは何だったのでしょうか。

以前から、僕のSNSの投稿をきっかけに、その反響から書籍が重版になることがありました。コメント欄で、「この作家さんいいよね」「この作家さんが書く物語が本当に好きなんだ」といった感想が交わされます。そこに挙がるような作家さんが羨ましいとか、凄いなあ、といった感情はありました。僕は「小説を紹介する」インフルエンサーで、小説のおかげで有名になれました。こういう活動をしている中で、作家の皆さんへの敬意は並々ならぬものがあって、書くことに対して今まで努力をしてこなかった自分が「簡単に手を出してはいけない」という想いを抱えていました。
双葉社さんからお声かけいただきましたが、正直言ってかなり悩みました。でも「君と一緒に頑張りたい」と心から熱烈に提案をしてもらい最終的に書こうと決心しました。

具体的にこういう話を書いてくださいというようなオファーだったのですか?

具体的な内容よりも、「けんごさんらしい本を書いて欲しい」と言われました。そのオファーをいただいて、小説を書く際には僕のこれまでのスタイルを重視して書こうと思いました。
例えば、僕が紹介した『残像に口紅を』はとても難しい作品ですが、若年層の方々が読んでくれました。自分が書いた小説も、この僕の軸「小説を紹介する活動」に沿って、これまで本を読んだことのない人でも、「小説は親しみやすいものだよ」と思ってくれるような作品にしたいと思いました。